こんばんは、鈴木です。
今日もいろいろな案件が重なり
結局気づいたら遅い時間になって
しまいました。
絞る時期と広げる時期とあると思うので、
年初のこの時期は行けるところまで広げて
みたい、というように考えています。
「限界突破」がひとつのテーマですね。
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あるクライアントさんから
オフィシャルレターに関する質問・依頼を
いただき考えてみました。
その方が書きたかった出だしの文章はこれ。
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拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素はお世話になり厚くお礼申し上げます。
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日本語のビジネスレターでは一般的ですよね。
これを英語にするとどうなるか?
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Dear Mr. ◯◯:
Thank you for your continuing business with us. This is to let you
know a partial change regarding our importers.
(日頃の取引におきましてはお世話になり、ありがとうございます。
このレターは輸入業者の一部変更についてお知らせするものです。)
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としてみました。
え、日本語と英語で言ってることが
全然ちがう?
と感じたらそれは正解です。
まず最初から説明していくと、英語の「拝啓」にあたるもの
はDear Mr./Ms となりますから、これは置き換えるだけですね。
名前のあとには、メールならDear Mr. Smith, のように
カンマが一般的ですが、レターだとアメリカ式はコロン:を打ちます。
イギリス式ではレターもカンマです。
今回はOfficial Letterだったので、
レターの雰囲気を出すために
コロンにしています。
問題はそのあとですね。
まず大原則として、英文レター・Eメールでは
前段にあいさつをしてからビジネスの話に入る
という習慣がありません。
なので、「時下ますます〜」というあいさつ
は文化の違いにより直訳はできないし、そもそも
必要が無いんですね。
その上で、そうは言っても一言添えたいという
ことであれば、上述のような、Thank you〜という
1文を添えれば十分です。(これは既に取引がある
場合のあいさつです。)
そのあとは、このレターは何なのかという
「概要もしくは目的」をまず伝えましょう。
今回は輸入業者の一部変更という内容で
書いていますが、もちろんここは話の内容
次第です。
今日のポイントとしては、
▼日本語と英語で文化の違いがあるから、
文書の書き方も違う。
▼一般的に書き出しの部分で必要な事
日本語「(丁寧な)あいさつ」
英語 「文書の概要・目的」
▼逐語訳は必ずしも必要無い。
ということですね。
これらは何も英語的な体裁を整える
ためだけに必要なのではなくて、”売れる”レター
を書くために必要だなと最近つくづく思います。
鈴木 大介
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