こんばんは、鈴木です。
この間、英文Eメールを読んでいて
不思議な経験をしました。
1段落分くらいの内容を読んだところで
知らない単語は1つも無いのに、
全く意味が頭に入ってこないのです。
もう一度読み直したら原因がわかりました。
1文がなんと60語も。
これはさすがに長すぎます。
結局この件は、電話してようやく
理解できました。
一文はもう少し短くしましょう。
(といってもこれは英語ネイティブでない
外国人の実務家の文章なので、生徒さんの文章を
あげつらっているわけではありません。)
英語ネイティブも日本語ネイティブも、
一般的に子供から大人になるにつれて
一文の語数というのは増えていきます。
なので、ビジネス文書ではあまりに
一文が短すぎるものは子供っぽく
見えてしまうことがあります。
とすれば、最初は短くても良いですが、
例えば接続詞や関係代名詞
を効果的に使って、それなりに情報を含んだ文というのも
ゆくゆくは書けるようになりたいものです。
例)
The woman is a doctor.
その女性は医者です。
She lives next door.
彼女は隣に住んでいます。
→The woman who lives next door is a doctor.
隣に住む女性は医者です。
ただし、ある程度できるようになると、
今度は冗長な文を書いてしまう傾向があるんですね。
そうなると今度はいかに削るかです。
その時の判断基準は、自分が書く文章の
目的です。
小説家になるにはレトリックを自在に使いこなす
ことも必要かもしれません。だとすると、ある程度
文は長めになることが予想されます。
しかし、ビジネス文書を書く際には
常にKISSが求められると言われます。
ロックじゃないですよ。
Kissとは
Keep
It
Short &
Simple
の略で、文字通り、書いているものを短く、
シンプルに保つように
ということを頭文字で表したものです。
洋書のビジネスライティング本を
見ると、必ずと言っていいほど
このKissについて書いてあります。
日本語の文章本でも同じですけどね。
例えば
『文章力の基本』 阿部紘久著 http://bit.ly/1BzkaTG
には一番最初に
短く言い切る勇気を持て。
という趣旨のことが書いてあります。
このメルマガも実はスマホで
読まれることを意識して、かなり
短く文章を区切っています。
なので、昔ブログに書いていた
文体と比べると同じ自分の
文章でも若干違うんですよね。
文章表現というのは奥が深いですね。
鈴木 大介
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