【vol.342】ピンポイントで正しい言い方を求めないことが英会話のコツ

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【近況報告】
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こんばんは、鈴木です。
今日は100人を前にプロジェクターが
映らないハプニングに見舞われましたが、
なんとか乗り切れました。

専門のテーマについてはそもそも
何もなくても語れるくらいに
なりたいですね。
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【メインコンテンツ】
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先日香港に駐在が決まった方の
レッスンをしていて、フリートーク中に

「引越しの準備で加湿器を親にあげた」

という話になりました。

正確にはそこで「加湿器」という
英語がわからなくて、一旦止まってしまい、

「加湿器とは英語で何と言うか?」

という質問に。

加湿器かどうかは別として、単語が
わからないというのはよくある
シチュエーションですよね。

もしこれがレッスンではなくて
実際の会話なら、あなたなら
どうしますか?

辞書を引く?

やっぱり単語を覚えないと英語は
話せないわ、とあきらめる?

相手を目の前にして辞書をひくのは
実生活ではできないと思いますので、

この場合、一番大事なのは

「そのことを、自分の知っている単語
 で説明するとしたらどう言えるか」

を考えることです。

A: Well, how can I say…
ええと、なんて言うんだろう、

it’s a household appliance, which you
can add moisture to a room with.

電化製品で、部屋に湿度を加えられる
もの。

…といった感じです。

もちろん、この例文の単語が
わからない場合は自分の知ってい
単語で置き換えて考えてくださいね。

正解は1つではありません。

おおよそ先ほどのような説明
をすれば、相手が英語のわかる人なら

B: Ah, it’s a humidifier.

と教えてくれたりする
でしょう。

このように、わからない単語は

自分がわかる言葉
+
関係代名詞や分詞、前置詞などを使った
修飾表現(, whichや〜ing/edなど)

で説明するのがコツです。

わかる言葉というのは上位語で
あることが多いです。

上位語というのは

desk, chair, sofaなどに対して、furniture
car, truckなどに対して、vehicle

といった、カテゴリーを表す、
包括的な言葉です。

イメージとしては、英英辞典の説明
のような表現ですね。

実際、英英辞典(OALD)では
humidifierの定義を以下のように
しています。

************************************************************
a machine used for making the air in a room less dry.
部屋の空気の乾燥度を下げるために使われる機械
************************************************************

最初は難しく感じるかもしれませんが、
このような感じで表現するようにしてみると
名前や言い方がわからないことも表現
できるようになってきます。

もっと言えば、これができれば
Native wayかどうかは別として、
とりあえずどんなことでも英語に
できる自信がつきます。

それでやってみて、もし通じなければ
言い方を変えるし、正しい言回しなどの
フィードバックを受けたら修正する、
ということの繰り返しですね。

もちろん、単語やフレーズを
覚えようとすることも大事ですよ。

でもそれが全てではないと
いうか、覚えていなければ
言えないということではないと
いうことです。

アウトプットの時のマインドセットとしては、
自分は手持ちの知識でもう十分
英語は話せると信じてください。

鈴木 大介

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