こんにちは、鈴木です。
今日も横浜でリアルセミナー24です。
いつも教える方が学ばせてもらうことが
多かったりするのですが、今回は
本当に大きな気づきを得ました。
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昨日のメルマガに感想を
いただきました。
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まさに、800超えるか越えないかを分ける問題。 つまり、
15秒を意識して、選択肢を上から見ていった私は見事に
during (だろうな)と判断してしまいました。
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まさに狙い通りでした。ありがとうございます笑
今日も続けます。
最近登録してくださった方のために
補足すると、今週末はTOEICのPart5の「上級問題」を
紹介しています。
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Usually, TLC technicians are able
to handle customer inquiries ( )the
phone or online.
A) either
B) over
C) by
D) whether
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文中の or を見て、eitherに飛びついた
方は要注意です。初中級者でしたら
このレベルの問題はそのように飛びついて
間違えても問題ありません。
なぜならこのような難しめの問題に時間をかけて
何とか1問正解するよりも、時間を短縮して他の簡単な問題で
2問以上正解することの方が優先順位が高いからです。
ただ、900点を狙うにあたっては
もう少しだけ慎重に例文に向き合ってみてください。
確かにeither A or B(AかBか)というのは
頻出の組み合わせ表現ですが、
この文の構造を大きく捉えると
are able to handleという動詞があり、
その目的語がcustomer inquiriesとなります。
つまりすでにSVOが完成しています。
なので、その後ろに名詞 the phoneが
なぜそこにあるかということを考えなくては
いけません。
名詞はごく一部の例外を除き、
文中では「主語」か「補語」か「目的語」の
どれかになります。
なので、この空欄には後ろに名詞を
置く働きをするものがきそうです。
そう、この場合なら前置詞ですね。
(前置詞の目的語)
前置詞はby か overです。
ここでbyを選んだ人は惜しいですが
もう一歩。
byで手段を表す場合は基本的に無冠詞と
思っておいてください。
byは(抽象的に概念として)手段を表すので、
後ろには具体的なものは来ません。
ここで言う具体的なものとはmyや
冠詞がついたものというように捉えて
もOKです。
(手段ではなく受動態の”誰が”という時などは
これとは別です。例えばある一匹の犬に噛まれたは、
I was bitten by a dog yesterday.
と言えます。)
by phoneを直訳すると「(具体的にどの
電話(番号)ということではないが)
電話という手段で」という感じです。
“the” phoneならこの文脈では
その会社の電話ということですね。
ついでですが、hotline(直通番号)
もよく出る語句です。
ということで
結局ここは”電話で”というときに
よく使うoverが正解です。
onlineはここでは副詞なので、前置詞は
いりません。
参考)具体的な手段を表す時はby以外の前置詞が使われる例
by car
in my car(×by my car)
by train
on the train(×by the train)
whetherは接続詞なのですが、文脈によっては後ろのSV
は省略することはあります(一種の分詞構文)。
その場合でも以下のようにoverが必要です。
whether (it is) over the phone or online
(電話であろうとオンラインであろうと)
今日のポイントとしては、TOEICの問題では文中にeitherが
あって、さらにorが選択肢にあればほとんどの場合はそれで正解だけれど、
orが文中にあるからといってeitherが正解とは限らない
ということです。
A or Bと言葉を並べられるのは等位接続詞orの
働きであって、eitherはこの場合あくまで
添え物だからです。
ということは、overがもとから付いていて、
either over the phone or onlineであればOKです。
和訳)通常、TLCの技術者は顧客からの問い合わせに
電話かオンラインで対応できる。
正解)B over
今日はTOEIC900点突破のためのポイントでした。
来週からはまた普通の問題も
扱います。
鈴木 大介
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