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【近況報告】
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こんばんは、鈴木です。
忙しくて無理、と思っているときに
さらに予定が入ってきたとしても、
意外となんとかなるものです。
仕事も勉強も時間あたりの
密度を上げていきましょう。
自戒を込めて。
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【メインコンテンツ】
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「英語を聞く時にどういった点に注意して
聞けば良いか」という質問をもらいました。
幅広い質問ですので、
今日はそのうちの1つについて
みていきます。
英語では相手に対する「指摘、アドバイス、反論」
などをする時に、聞き手に対してフェアーな
フィードバックを心がけます。
もう少し具体的に言うと、
「指摘、アドバイス、反論」などの
相手にとって心理的に負担を与える可能性のあること
(=ネガティブなこと)を伝える時には、
ポジティブなこととセットにして
「全体像を伝える」ということが
重視されます。
全体像=ポジティブなこと+ネガティブなこと
ということですね。
順番も大事で、
ポジティブ→ネガティブの順に伝えます。
以下の具体例をみてください。
出展は米副大統領候補の討論会です。
開催地であるクリーブランドの
貧困問題について指摘する場面です。
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Cleveland is a wonderful, distinguished city that’s
done a lot of great things,
But, it has the highest poverty rate in the country.
One out of almost two children in Cleveland are
now living in poverty.
前半:クリーブランドは素晴らしい、非常に立派な街で、
素晴らしいことをやってきました。
後半:Butの後
しかし、この街は貧困率が国中で最も高いのです。
この街のほぼ二人に一人が、貧困の中で暮らしています。
参考)『究極の英語学習法 発展編』国井信一/橋本敬子著
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非常に短い例ですが、基本形
通りですよね。
とはいえ、サンプル1だけではよく分
からないかもしれませんし、
型の話については、
「どうせ例外もたくさんあるでしょ?」
という声も聞こえそうですね。
確かに人間の話すことですから1つしか
パターンがないわけはないのですが、
とはいえ、そこはLow contextに属する
英語文化です。彼らは僕らHigh context
な文化圏の人が思う以上に、
型通りのコミュニケーションを重視します。
(Low contextとは言葉にしたことをベースに
コミュニケーションを図るタイプの文化で、
High contextとは言語以外の情報も重視される
タイプの文化です。「あ、うん」の呼吸ですね。)
なので、今日の内容を知っていると、
思っている以上に使われているシーンが
目につくようになります。
聞く時、話す時だけでなく、
読むときにも先の展開が予測
できるようになりますよ。
ぜひ英語に接するときには探して
みてください。
参考)
高・低文脈文化
http://www.neo-shop-1.com/~user101/neo/r.php?l0hd7obovgl
鈴木 大介
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