こんばんは、鈴木です。
今日はTOEIC短期講座を2件。
その流れで、普段はあまり書かない
テクニカルな話をしてみます。
今日はPart2です。
TOEICのPart2では短い応答の
理解が試されます。
Part2の特徴としては、サウンドトラップ
と言われる、音によるひっかけが登場
することが挙げられます。
まだ英語の音の聞き取りに
慣れていない人はぜひ純粋に
聞く力を伸ばすことを優先して
欲しいのですが、
どうしてもすぐにTOEICの点数
で結果が欲しい人や
ある程度聞きとることができて
きたけど伸び悩んでいるという人は
今日の内容を少し意識してみてください。
サウンドトラップの具体的な例としては
こんな感じです。
Q) Where is the meeting room?
A) To meet the new director.(不正解)
落ち着いた状態で目で見れば、ほとんどの人は
これが応答になっていないことには
気づくと思う。
でもリスニングでさらっと
言われると、苦手な人は
Q) ************** meeting room?
「ん、よーわからんけどmeetin’って言ったな」
A) To meet ********************.
「あ、meet? これかな」
っというように、似た音が聞こえたら
正解ではないかと思って選んでしまう
傾向があるんですね。
これは僕も昔、まさにそのように
選んでいましたので、ことごとく
ひっかかっていたんだろうな
と思います。
他の組み合わせ例はこんな
感じです。これらはほんの一部です。
copy コピー
coffee コーヒー
supplies 供給品・必需品
surprise 驚き・〜を驚かせる
urgent 緊急の
detergent 洗剤
trip 旅行
tip 助言
letter 手紙
ladder はしご
range 範囲
arrange 〜を手配する等
hold 〜を持つ
fold 〜を折りたたむ
male 男の
mail 郵便物
final 最後の
vinyl ビニール
どれも声に出してみるとわかりますが
よく似ていますよね。(発音がわからないものは
辞書で音を確認してみてください。ちなみに
ビニールはビニールではありません。)
こんなの違いが聞き取れないよ
という人もご安心を。
実際に英語を使うときは
単語だけで判断しなくては
ならない時というのは少なくて、
文脈が助けてくれます。
ただPart2は1行のやりとりなので
文脈もあまりありません。
ですので、とりあえず試験対策を
する時には割り切って、
「TOEICのPart2では
似た音が聞こえたら選ばない」
というように意識してみてください。
10割とは言いませんが、8割以上は
当てはまります。
リスニング力そのものを
伸ばすのが一番大事ではありますが、
今日の内容を知っていると、リスニング
力が伸びるほど、スコアに結びつく
ようになってきますよ。
面白い組み合わせがあったら
ぜひ教えてください。
鈴木 大介
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