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こんばんは、鈴木です。
1ヶ月近く行ってきた春休みの
TOEIC講座も明日で最後です。
まだまだ繁忙期は続きますが、
一区切りです。
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さて、今日は少し強めのタイトル
ですが、何でしょうか。
突然ですが英語でhaveと言えば、食べる、とか
持っている、というのが一般的な意味ですよね。
それ以外に、使役のhaveという
ものがあります。
TOEICで中級レベルを超えるのに大事な
文法事項の1つです。
例えば、
I’ll have someone carry this case.
この箱を誰かに運んでもらいます。
のように使います。
have + 目的語 + 動詞の原形 (or 過去分詞)
という語順ですね。
makeほど強制的ではないのですが、
haveにも(当然の権利として)〜してもらう・させる
というニュアンスがありますので、単に
「してもらう」のつもりで目上の人などに使うのは
適切ではありません。
たまたま移動中に海外ドラマを見ていたら
こんなシーンがありました。
犯罪捜査で下っ端の研究員が
重大な発見をしたため、調子にのって
上司(サローヤン博士)がいないところで
大口をたたきます。
**************
部下: I’m having Dr. Saroyan run tests for me on the marrow.
サローヤン博士に骨髄検査をさせてるわ。
(ちょうど本人が部屋に入ってきて聞かれてしまう)
上司: You’re having me run tests for you?
私にテストさせてるって?
部下: No. I meant, you’re running tests.
す、すみません。あなたがテストをしている
ということです。
**************
日本語の「してもらう」という表現には、
「していただく」と「させる」のどちら
寄りのニュアンスもありますので、文字だけで
伝えるのは難しいところなのですが、ポイントとしては
「していただいている」というつもりで
使わないことですね。
頼むということならI’ll ask her to run testsのように
するか、同じ使役ならgetを使うという手もあります。
getの方が「頼んでしてもらう」というニュアンスにも使います。
ただその場合はI’ll get her to run tests.のように、動詞の
原型ではなく、不定詞(to do)を使います。
やっぱりニュアンスをつかむには
海外ドラマがわかりやすいですね。
単純にストーリーも楽しめますし。
ドラマや洋画はリスニングのイメージが
強いかもしれませんが、今日のような内容が
わかるためにはリーディング力が大切です。
リーディング力がつく(文法・単語などがわかるので意味がつかめる)
↓
ドラマのシーンを見て、実際の使われ方(ニュアンス)がわかる
↓
アウトプットできる
というイメージでアウトプットまでつながります。
もちろんこうスムーズにいくばかりではありませんが、
文法とかが何の役に立つの?ということについては
今日のような内容はひとつの答えに
なるのではないでしょうか。
鈴木 大介
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