【vol.162】TOEFLってどれのこと?

________________________________

【近況報告】
________________________________

こんばんは、鈴木です。
定義を揃えるというのは
大切ですね。

来月は大阪大学と関西大学で
それぞれTOEFLの講座が
あるのですが一言でTOEFL
と言ったときに、全く別物の
可能性があります。

メインコンテンツに続けます。

________________________________

【メインコンテンツ】
________________________________

TOEFLといえば、少し前までは留学を考える
学生にしか関係のないテストというイメージ
でしたが、最近は公務員試験に導入される
動きなどもあり、たびたび話題になります。

どういったテストかご存知ですか?

今日はざっくりとTOEFLの歴史について
触れてみたいと思います。

▼TOEFLの歴史

■1964   TOEFL PBT 開始
PBT (=Paper-Based Test)

日本では東京オリンピックの年に
導入されました。

当時は当然PCは一般的ではないため、
紙のテストでした。

セクションは以下の3つです。
Listening
Structure and Written Expression(要するに文法)
Reading
310-677点で採点されます。

現在こちらはITP(=Institutional Testing Program)と名前を変えて、
大学のクラス分けや、学内の留学選抜
などのために団体受験のみが行われています。

■2000.10 TOEFL CBT 日本で開始
CBT(=Computer-Based Test)
に変わりました。

ライティングが文法セクションに加わりましたが
基本的にPBTをコンピューターで実施するように
なった形です。

300点満点で採点されました。

■2006.7 TOEFL iBT 日本で開始 現在に至る
iBT(= internet-Based Test)

文法セクションがなくなり
新たにスピーキングが加わりました。

問題も全面リニューアルで
リーディングやリスニング、ライティングも
全く別の問題になっています。

一例として、統合問題といって
(読む→聞く→話す)
(読む→聞く→書く)

といった複合的な問題が出されるように
なっています。

▼まとめ
現在個人が申し込みをして受験できるのは
TOEFL iBTです。

なので、ニュースなどでTOEFLと言えば
一般的にiBTを指します。

(時々、昔TOEFLを受験したという人の
コメントがあったりしますが、
その方がPBTの話をしていると、現状のiBTのことと
噛み合っていないことがあります。)

ただし、大学生でしたら学校で
TOEFL ITPが受験できる可能性があります。

こちらはPBTの過去問がベースですので
難易度は全く違います。ITPの方が、
苦手な人が多いスピーキングが無く、また
問題も易しいです。

ですのでもしITPで受験できるのであれば、
ITPで受験して留学を実現させてしまう
ことをお勧めします。

もしなんらかの理由でiBTを受験予定
の人はこのような変遷がありますし、
これからも変わっていくでしょうから
常に最新の情報を得るようにする
必要がありますね。

受験予定の人は頑張って下さい。

今年は留学関係にも力を入れていく
予定です。

鈴木 大介

コメント

タイトルとURLをコピーしました