【vol.190】一部だけで意味がわかる

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【近況報告】
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こんばんは、鈴木です。
今日から関大のTOEFL iBT講座が始まりました。
去年から担当させてもらい3期目ということに
なります。

去年の受講生がTOEFLで結果を出し、
現在オーストラリアで留学中という話が
聞けてよかったです。

今期も結果につなげてもらえるよう
全力を尽くします。

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【メインコンテンツ】
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TOEFLのリーディングでは
語彙問題が1パッセージにつき3−5題
出題されます。

TOEICでもPart7で言い換え問題が1−2個出ますし、
Part5-6でも半分くらいは語彙力を試す
問題です。

試験以外でも、外国語を学ぶ際には
単語の習得は欠かせません。

そんな単語ですが、

「知っていることが期待される単語」

「文脈から読み取れることが
 期待される単語」

とがあります。

覚えている単語はその知識をベースに
判断するだけですが、はっきりわからない
単語は文脈から推測することになります。

そういった単語を
なんとなくこんな意味だろう
と判断するときには、「接頭辞」が
非常に役立ちます。

接頭辞とは単語の頭の部分につく

pro-
ex-

などの部分のことですね。

それぞれに意味があり、
単語全体の意味の方向性を表します。

pro=前の方に なのでpromotionは”昇進”
ex=外 なのでexitは”出口”

といった具合です。

例えば、biでしたら”2つの”という意味が
あります。

ですので、

******************************
He pulled a pair of binoculars from his jacket pockets
and trained them on the strange bird.
******************************

という文を見たときに、仮りに
binocularsを知らなかったとします。

例文のそれ以外の単語から、このbiを知らなくても
なんとなくこれが「双眼鏡」だということを
予想できた人もいるでしょう。

でも、bi=2ということを知っていると、
改めてbinocularsを覚えるときに「なるほど」
という納得感が出ませんか?

こういった情報があると覚えやすくなると
思うんですよね。

このように、推測するときだけでなく単語
を覚えるのにももちろん役立ちます。

ただ、例によって例外というか、1元的で
ない意味を持つものはたくさんあります。

接頭辞を覚えるのに多大なストレス
がかかっても本末転倒ですので、

「うまく意味が繋がったらラッキー」

くらいのつもりで取り入れてみてください。

例文の訳)
彼はジャケットのポケットから双眼鏡を取り出すと、
その奇妙な鳥へと向けた。

鈴木 大介

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