そろそろ新学期のスタートも
近づいてきました。
夕方から8.6kmのRunで
汗を流しつつ、文書作成と添削、
翻訳作業の続きを進めました。
ボクサーが試合に向けて体を
作るように、徐々に
整えていきたいと思います。
【メインコンテンツ】
今日は次の英訳を考えてみましょう。
*********************************
彼が帰ってきたら、話すよ。
*********************************
↓
↓
*********************************
*When he came back, I will talk to him.
(誤った文です)
*********************************
日本語だと、帰って「きた」ら
なので、直訳するとこのようになると思います。
でもこれ英語的にはおかしいです。
英語の時制では「帰ってくる」のは
これから先のことなので、
過去形(came)では一致しないんですね。
正しくは
*********************************
When he comes back, I will talk to him.
*********************************
と言います。
comeは未来のことですが、
whenやifなど、時や条件を表す
副詞節では未来のことも現在形で
表します。
最初の例のように、母国語の影響を受けることを
「言語転移」と言ったりします。
これは大人が外国語を学ぶ時には誰もが
良くも悪くも避けられないわけですが、
文法を意識することで悪い方を回避できることも
あります。
全てにおいて「正しい」英語でなくても
良いと個人的には思います。
ただ時制は正しくないと通じないので
今日の内容は押さえておきたいポイント
ですね。
出典:白井恭弘著『外国語学習の科学』岩波新書
コメント