【vol. 236】辞書を引かないほうがいい

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【近況報告】
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こんばんは、鈴木です。

サッカーの欧州チャンピオンズ
リーグは結果こそ順当ですが
なかなかの盛り上がりで面白
かったです。

ベルリンのオリンピックスタジアム
は約10年前に高原のいたハンブルガーSV
とヘルタベルリンの試合を見に行ったので
懐かしく感じました。

祖母がよく、

「若い頃にいろいろなとこに
行っておくと、年取ってから想像でも
楽しめるよ」

と言っていますが、
ほんとその通りだなと思います。

これからもいろいろ行きたい
と思います。

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【メインコンテンツ】
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英語学習ではよく

「辞書を引くように」

とか

「英英辞典も使うように」

ということを言いますし、
僕もこのメルマガでそのような
ことを言っていますが、

辞書を引かないほうがいい時
というのもあります。

それは大量の文章を読む場合です。

こういう指摘がありますし、経験的に
感じたことがある人もいると思います。

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わからない単語が出てくるたびに
辞書を使っていると、センテンスレベル
の理解に集中してしまって、テクスト全体の
流れを把握し損なったり、大切なポイントを
見逃してしまったりすることを覚えておいて
ほしい。

川手-ミヤジェイェフスカ 恩著 『海外の大学・
大学院で授業を受ける技術』アルク
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TOEFLなどの学術的な文では、
専門用語が話のテーマに導入されると、
ほとんどの場合、その直後に簡単な
言葉でその用語の定義や説明がされます。

例えば、

“Watson thought laryngeal habits, you know,
from larynx; in other words, related to the voice box?“

larynxというのは喉頭(こうとう)のことです。
ですが、普通わからないですよね。

in other words(言い換えれば)の後に
続く

voice box

も同じ意味ですが、
こちらのほうはなんとなく

「声を出すための器官なんだな」

ということはわかるのでは
ないでしょうか。

こんな調子で、難しい言葉は
別の言葉で言い直したり、追加説明
がされることが多いわけです。

要するに、larynxというわからない単語を
見たり聞いたりしても、いきなり
辞書に飛びつく必要はないということです。

多読でもそうです。
多読3原則の一つに辞書を引かない
というのがあります。

わからないところは飛ばしていると
何回か出てくる単語というものが
あります。

それはおそらくその文脈において
キーになる単語ということですから
そこで必要なら初めて辞書を引くように
します。

そうすれば全体の流れも失いにくい
ですし、また、何回か出てきた後なので
記憶にも残りやすいです。

今日は主にリーディングに関してですが
辞書を引く時、引かない時、
の参考にしてもらえればと思います。

鈴木 大介

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