【vol.157】冠詞のヒント

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【近況報告】東京・横浜に出張中です。
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こんばんは、鈴木です。
今日から東京・横浜出張です。

春休みなので新大阪も混んでましたね。
駅のホームは少し寒いですが、
メルマガを書くのにとても
はかどりました。
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英語には冠詞があります。

a, an, theですね。

複数形のsも含めて、
日本語には無い概念なので
僕もいまだに判断に迷うことも多いです。

aやtheを付けそうで普通は付けない
名詞にbreakfast, lunch, dinner
があります。

例)
I had lunch with Mr. Ito yesterday.
(伊藤さんと昨日ランチを食べました。)

lunchはなんとなく1回2回と数えられ
そうな気もしますがネイティブの感覚からすると毎日
あるものですし、どこからどこまでがランチ
という行為かがわからないので、
aという概念とは馴染まないわけです。

ということで、普通は冠詞を付けません。

ただ、冠詞を付ける場合もあります。

その一つは、

形容詞が付いて

「〜なランチ」

のように修飾される場合です。

形容詞が付くことで、他と
区別されるわけですね。

例えば、

・a delicious lunch おいしいランチ
・a boring lunch 退屈なランチ

などです。

そうすると、毎日毎日繰り返し食べる
ランチとは違い、とある1回のランチ
という感じが強くなります。

その場合、 a などが付くようになる
ということですね。

漠然としたものが形を持つようになるイメージです。

単純に形容詞が付いたら
aが付くという話ではありません。

形容詞が付こうが、境界線がイメージされない
ものにはaは付きません。

例)
There is great room for improvement.
(大幅な改善の余地がある。)

a roomは部屋ですが、
roomは余地ということに
なります。数えられませんよね。

話をlunchに戻すと、形容詞が付く
場合の他に、

a lunch party

の意味で使う時や、

lunchメニューなどは

冠詞を付けたり、複数扱いに
したりします。

例)
We ordered three lunches.
ランチ(昼のセットみたいなイメージ / 食事そのもの)
を3つ頼みました。

例)
A lunch was held on May 2.
食事会が5月2日に開催された。

冠詞は文脈によって同じ単語でも
加算、不可算がコロコロ変わるので
一般化したルールで全部をくくる
ことは難しいと思います。

基本ルールを理解したら、
今日取り上げたような周辺のルール
に触れつつ、インプットを
通じて自分の感覚をチューニングしていく
という感じでしょうか。

シャドーイングや音読の時に
慣れている素材ならあえて冠詞に
注目してみるなんていうのも
おすすめの学習法です。

鈴木 大介

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