【vol.147】当然してもらいます

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こんばんは、鈴木です。
1ヶ月近く行ってきた春休みの
TOEIC講座も明日で最後です。
まだまだ繁忙期は続きますが、
一区切りです。
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さて、今日は少し強めのタイトル
ですが、何でしょうか。

突然ですが英語でhaveと言えば、食べる、とか
持っている、というのが一般的な意味ですよね。

それ以外に、使役のhaveという
ものがあります。

TOEICで中級レベルを超えるのに大事な
文法事項の1つです。

例えば、

I’ll have someone carry this case.
この箱を誰かに運んでもらいます。

のように使います。

have + 目的語 + 動詞の原形 (or 過去分詞)
という語順ですね。

makeほど強制的ではないのですが、
haveにも(当然の権利として)〜してもらう・させる

というニュアンスがありますので、単に
「してもらう」のつもりで目上の人などに使うのは
適切ではありません。

たまたま移動中に海外ドラマを見ていたら
こんなシーンがありました。

犯罪捜査で下っ端の研究員が
重大な発見をしたため、調子にのって
上司(サローヤン博士)がいないところで
大口をたたきます。

**************
部下: I’m having Dr. Saroyan run tests for me on the marrow.
サローヤン博士に骨髄検査をさせてるわ。

(ちょうど本人が部屋に入ってきて聞かれてしまう)

上司: You’re having me run tests for you?
私にテストさせてるって?

部下: No. I meant, you’re running tests.
す、すみません。あなたがテストをしている
ということです。
**************

日本語の「してもらう」という表現には、
「していただく」と「させる」のどちら
寄りのニュアンスもありますので、文字だけで
伝えるのは難しいところなのですが、ポイントとしては

「していただいている」というつもりで
使わないことですね。

頼むということならI’ll ask her to run testsのように
するか、同じ使役ならgetを使うという手もあります。

getの方が「頼んでしてもらう」というニュアンスにも使います。
ただその場合はI’ll get her to run tests.のように、動詞の
原型ではなく、不定詞(to do)を使います。

やっぱりニュアンスをつかむには
海外ドラマがわかりやすいですね。
単純にストーリーも楽しめますし。

ドラマや洋画はリスニングのイメージが
強いかもしれませんが、今日のような内容が
わかるためにはリーディング力が大切です。

リーディング力がつく(文法・単語などがわかるので意味がつかめる)

ドラマのシーンを見て、実際の使われ方(ニュアンス)がわかる

アウトプットできる

というイメージでアウトプットまでつながります。
もちろんこうスムーズにいくばかりではありませんが、
文法とかが何の役に立つの?ということについては
今日のような内容はひとつの答えに
なるのではないでしょうか。

鈴木 大介

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