【vol.129】他の誰か

こんばんは、鈴木です。
今日も朝からTOEIC文法講座
を1件。午後は今後の仕事の打ち合わせ
でした。夜に1件個別コンサルティングを
行って、今後の目標設定をお手伝い
させていただきました。

来週にかけての1週間はいつも以上にフル回転
なので、頭も使っていきたいと思います。

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授業で代名詞のことを扱うと、
再帰代名詞” 〜self”の使い方で質問を
受けることがあります。

〜selfを理解するときには、以下の
2文の違いを覚えておけばとりあえず
基本は大丈夫です。

以下の2文の違いはわかりますか?

She looked at her in the mirror.

She looked at herself in the mirror.

上は
彼女は鏡に映った彼女を見た。

ということですね。

つまりどういうことかと言うと、
鏡に映っているのは誰か他の女性
だということです。

一方で、下の方は彼女自身を見た。
ということですから、鏡に
映った自分を見た、ということですね。

このように、
主語と目的語が同じ人の場合、
myself, yourself, themselvesなど
「〜自身」を表す再帰代名詞が
使われます。

このほかに、慣用的な表現として、
by himself(彼一人で)があります。
aloneという意味ですね。

この場合、やはり *I went on vacation by me.では
おかしくて、

I went on vacation by myself.
(私は一人で休暇に出かけた)

となります。この場合も
前置詞byの目的語が主語と同じだということ
が言えますが、by myselfで「一人で」という
意味だと考えたほうが早いかもしれませんね。

ちなみに「彼自身で」ということなら
byは付けずに、例えば「エッセイを自分で書いた」ならば
He wrote the essay himself.とします。

(他の誰かと一緒にはいたかもしれませんが)
他の人に書かせたりはしなかったということですね。

それに対し、同じ文でby myself(≒alone)とすると、
「彼一人で(他の人は誰もいない状況で)書いた」という感じです。

少しニュアンスが違いますよね。

TOEICにはby himselfもしくはhimselfの同意語として
on his ownが頻出です。

鈴木 大介

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