こんばんは、鈴木です。
昨日のメルマガでは文の長さについて
書きました。
言い忘れていましたが、いわゆる
書き言葉についての話です。
それで、今日は話し言葉だとどうか、
というのを視覚的に理解してもらうために
映画の一節を取り出してみました。
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PAUL: Dr. Grant? Paul Kirby, Kirby Enterprises.
My card. How you doing, Billy?
グラント博士?カービー社のポール・カービーです。
名刺をどうぞ。(グラント博士の後ろにいる若者に)やあビリー。
(移動)
ALAN: What can I do for you, Mr. Kirby?
何かごようかな?
PAUL: Well, first thing, I’m a great admirer of yours.
And I have a proposition I’d like to discuss with you.
Would you have dinner with my wife and me this evening?
It’ll be our treat.
ええ、まず私はあなたの研究をとても高く買っています。
それでお話ししたいことがあるのですが、今晩
妻と私と食事でもいかがですか?おごりますよ。
ALAN: That’d be great but…
…l’m tired after traveling. Maybe some other time.
嬉しいが、移動で疲れているんだ。またの機会に。
PAUL: Believe me, this will be worth your while.
いい話ですから。
BILLY: We’d love to.
(ALANを押しのけて)喜んで。
PAUL: Oh, terrific! That’s the spirit. Good.
This evening then.
素晴らしい、さすがだ。では今晩。
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さて、読んでみると一部を除いて、
一文一文がとても短いことに
気づきましたか?
いわゆる日常会話的な会話を聞き取ったり、
また自分でしゃべるためには、まずこの違いを
知っておいて欲しいと思います。
僕らは、英語を学ぶときにはどちらかと言うと
「書き言葉を」
「目で見て」
学ぶことが多いとおもいます。
だから、しゃべるときにも、
同じようなものをしゃべらなくては
いけないと考えがちです。
でも実際は相手に動いてもらうときなど
まとまった説明や主張がしたい場合でなければ、
このくらいの長さで十分コミュニケーションが
取れるということです。
そのかわりスピードは速いです。
スピードについていくためには、決まり文句
を決まり文句と認識しておくことが有効ですね。
例えば、
What can I do for you?
That’d be great.
We’d love to.
あたりはTOEICでも出てくる
決まり文句ですよね。
このあたりのフレーズは書いたり、読んだりしながら
なじんでおいて、
How are you?(=誰でも知っている簡単なフレーズ)
と聞かれたのと同じような感覚で聞ける・言えるように
しておくことが大切だということです。
そして、相手を説得するセリフでは
やはり関係代名詞を使って
きちんとした説明っぽい文を喋っています。
こういうところは話し言葉でも書き
言葉(ビジネスEメールを想定)
でも同じですね。きちんとした
文法力が大事になります。
鈴木 大介
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