【vol.108】思ったよりも短いかもしれません

こんばんは、鈴木です。

昨日のメルマガでは文の長さについて

書きました。

言い忘れていましたが、いわゆる

書き言葉についての話です。

それで、今日は話し言葉だとどうか、

というのを視覚的に理解してもらうために

映画の一節を取り出してみました。

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PAUL:  Dr. Grant? Paul Kirby, Kirby Enterprises.

           My card. How you doing, Billy?

グラント博士?カービー社のポール・カービーです。

名刺をどうぞ。(グラント博士の後ろにいる若者に)やあビリー。

(移動)

ALAN: What can I do for you, Mr. Kirby?

何かごようかな?

PAUL: Well, first thing, I’m a great admirer of yours.

         And I have a proposition I’d like to discuss with you.

         Would you have dinner with my wife and me this evening?

         It’ll be our treat.

ええ、まず私はあなたの研究をとても高く買っています。

それでお話ししたいことがあるのですが、今晩

妻と私と食事でもいかがですか?おごりますよ。

ALAN: That’d be great but…

          …l’m tired after traveling. Maybe some other time.

嬉しいが、移動で疲れているんだ。またの機会に。

PAUL:  Believe me, this will be worth your while.

いい話ですから。

BILLY: We’d love to.

(ALANを押しのけて)喜んで。

PAUL: Oh, terrific! That’s the spirit. Good.

           This evening then.

素晴らしい、さすがだ。では今晩。

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さて、読んでみると一部を除いて、

一文一文がとても短いことに

気づきましたか?

いわゆる日常会話的な会話を聞き取ったり、

また自分でしゃべるためには、まずこの違いを

知っておいて欲しいと思います。

僕らは、英語を学ぶときにはどちらかと言うと

「書き言葉を」

「目で見て」

学ぶことが多いとおもいます。

だから、しゃべるときにも、

同じようなものをしゃべらなくては

いけないと考えがちです。

でも実際は相手に動いてもらうときなど

まとまった説明や主張がしたい場合でなければ、

このくらいの長さで十分コミュニケーションが

取れるということです。

そのかわりスピードは速いです。

スピードについていくためには、決まり文句

を決まり文句と認識しておくことが有効ですね。

例えば、

What can I do for you?

That’d be great.

We’d love to.

あたりはTOEICでも出てくる

決まり文句ですよね。

このあたりのフレーズは書いたり、読んだりしながら

なじんでおいて、

How are you?(=誰でも知っている簡単なフレーズ)

と聞かれたのと同じような感覚で聞ける・言えるように

しておくことが大切だということです。

そして、相手を説得するセリフでは

やはり関係代名詞を使って

きちんとした説明っぽい文を喋っています。

こういうところは話し言葉でも書き

言葉(ビジネスEメールを想定)

でも同じですね。きちんとした

文法力が大事になります。

鈴木 大介

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