【vol.103】何かが足りない

こんにちは、鈴木です。

今日は横浜でセミナーです。

2日で24時間!僕は初日は途中から

ですが、いずれにしろ長丁場です。

参加される方はよろしくお願い致します!

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昨日多読について話しましたので、

今日は精読の視点から話していきます。

なので少し難しいかもしれません。

先日とある会で、英文の構造で

わかりにくい点が話題になりました。

たとえばこんな感じです。

They talk about programs companies should have to train women.

本当はもう少し長い文ですが、わかりやすく短縮しています。

自分でも構造を掴みながら、訳してみてください。

この文は、前半はいいとして、後ろの構造をどう取るかが

ポイントです。

have toだけを見ると、have to(しなければならない)

はよく使うフレーズだし、それで良いようにも思えます。

でもまずそもそもの話としては、動詞が”talk”と”should以下”と

2回出てくるので、その点から考えなくてはいけません。

programsのあとにcompaniesと名詞が続くのも何か変

ですよね。

この場合、programsとcompanies

の間に目的格の関係代名詞(that/which)が

省略されていると考えることができます。

programsがhaveの目的語という関係だということですね。

なので、ここではhave toではなく、

They talk about programsと

Companies should have (the) programs to train women

の2文が、関係代名詞でつながっているわけです。

そうすると、これは直訳すれば

「彼らは会社が用意すべき女性を教育するためのプログラム

について話す」。つまり、会社にはあるはずの、

女性のための研修ということですね。

女性の社会進出に関するtalkの一節からでした。

結局何がポイントかと言うと、

一見 have toのようにつながって見える

フレーズも、実はそうでないかもしれない

ということです。

言葉はなんらかの理由で省略される

ことがありますので、正確に

読む必要がある場合は何かが省略されている

可能性があることにも気を配ってみてください。

省略の違和感に気づくためには

英語的な勘も必要です。

そのためには昨日話した多読・多聴

が一番です。

もちろん、正確な文法知識も欠かせません。

ただこの両者は同時に求めると

難しいので、多読の時は、もう少し

大雑把な理解でも構いません。

鈴木 大介

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