【vol.072】クリスマスの名作と目標設定の関係

こんにちは、鈴木です。

今日はクリスマスイブですね。

子供用のテレビがクリスマス一色で、

定番のクリスマスキャロルなんかも

やっぱり放送しています。

それで多読用の本から

引っ張り出してきました。

クリスマス→クリスマスキャロルって

ベタすぎます!ってツッコミは

無しでお願いします笑。

 

A Christmas Carol(Oxford出版 stage 3 /TOEIC380-610)

一部引用しますので、読んでみてください。(p36)

 

“He’s strange old man,” said Scrooge’s nephew, “but

I’m sorry for him. His money is no use to him, you see.

He isn’t at all happy or comfortable, although he’s rich.

It’s sad to think of him sitting alone in his cold room.

And so I’m going to invite him every Christmas.

He can be cross and miserable if he likes, but I’ll go on

inviting him and one day perhaps he’ll think better of Christmas!”

 

文法・語句)

nephew 甥

no use 役立たない/使い道がない

think of him sitting  彼が座っているのを想像すると  himはsittingの意味上の主語

                                                                           He is shittingの関係

I’m going to (もともとそうすることに決めていて)そうするつもり

I’ll  必ず〜する(約束)

can    (許可)してもよい

cross (主に英)イライラした

perhaps 〜’ll おそらく〜だろう(未来の出来事の予測)

 

意訳)

「おじさんは変な年寄りだよ。」とスクルージの甥は言った。

「でも僕はあの人が可哀想だと思う。みんな知ってるように

彼のお金は何の役にも立っていない。金持ちなのに彼は全く幸せでも

くつろいでもないしね。彼が冷たい部屋で一人で座っているのを想像すると

悲しいよ。だから僕は毎年クリスマスには彼を招待するんだ。

彼がもしそうしたければ、不機嫌で惨めな気分でいてもいいけど、

招待はし続けるよ。そうすればいつかおそらくクリスマスについて見直す

だろうから。」

 

こうして読んでみると、この一節だけでも

結構いろいろな要素があります。

まあ多読なので細かい文法とかはそこまで重視しなくても

構わないのですが、わかると一歩深く読むことができますよね。

特に助動詞の使い分けはあくまでここの文脈を踏まえた

解釈ですが、わかると面白いと思います。

クリスマスキャロルは小さい頃、実家にビデオがあり、

毎年見ていました。

 

その頃は「金持ちは意地悪だ」という話だという

思い込みがあったのですが、今見るとこれは

お金の使い方についての教訓と取れますよね。

年末なので来年の目標について考える機会も

多いため、この文章からお金と目標の

関係についても考えさせられます。

最近両者の関係がなんとなく掴めてきました。

 

■うまく行かないパターン

いくら稼げる→これくらい使える→これならできる→目標

この場合、一見すると目標を設定しているのですが、

予算思考に基づいているため、本当にやりたいことか微妙

だったりします。(多くの場合無意識です。)往々にして

その予算もあいまいなので、結果、実現率が低くなりがちです。

 

■betterなパターン

目標(本当にやりたいこと)→そのために幾ら使う(必要金額が明確)→それを手に入れるために行動する

このサイクルに入ると、いちいちモチベーションとか言わなくても

動けるし、結果的にお金の回りもよくなります。目標の達成率も上がります。

 

スクルージはlive a happy lifeという目標を

見つけ、その達成のためにお金を使うようになりました。

その結果、もともと商才があった人なので、

その後はますますお金持ちになったのでは

ないかと思います。(ラストシーンでは幸せに

暮らしましたとだけあります)

 

同じように、英語ができるようになるでなく、

それで人生を切り開こうという気概の

ある人は、ぜひ来年の目標設定についても

こだわってくださいね。

 

お金の話は人によってはピンとこなかったり

あまり良い気分にならない人もいるかもしれ

ませんが、because it’s Christmasということで

ご容赦いただければ、と思います。

 

鈴木 大介

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