【vol.066】文末に残る微妙な前置詞の解釈

おはようございます、鈴木です。

今日はこれから移動です。

 

日本へ戻り、年末に向けての企画

や押し気味になっている仕事に

取り掛かります。

 

今日も質問をもらっていたので

そちらに答えていきます。

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グリムクラッシックスの「the bottled sprit」ですが、

父親と息子が木を切りに森に行き、息子が斧で木を切ると

斧が壊れてしまいます。その斧はお隣さんから借りてきたもので、

弁償するにもお金がないという父親のセリフのシーンですが、

We’ll have to buy a new one. But, what can we buy a new ax with?

とあって、この後半の文章のa new ax with って何でしょうか?

buy の目的語がa new axでwhatはwithの後に来る名詞ということ

になるかとおもいますが、、、訳てきにもどうなっているんでしょう?

新しい斧と一緒に何が買えるのか?みたいな訳になってしまいますが・・・

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構造はその通りですね。

意味は文脈によってはそう取れなくも

ないですが、ここは

「新しい斧をどうやって(何で)買えばいいんだ?」

ということでしょう。

 

How can we get it?という意味です。

 

支払いの手段としてはbyなども使われますが、

そちらはクレジットカード、小切手、現金、などの

支払いの手段のチョイスについて話している時に

使う感じです。

 

一方で、具体的なもの, 例えば”私の”クレジットカード

でという場合、普通はby my credit card ではなく

with my credit cardと言います。目的語によって、with以外にも

inなどが使われます。

 

このシチュエーションでは支払い手段は「お金」や

「交換するもの」でしょうから、具体的なものとして、

withと共に表現しているのではないかなと想像します。

辞書でwithをひくと、道具/手段という

項目があると思います。

 

ジーニアス英和大辞典では

I have no money to buy it with.(withは省略可)

それを買うお金がない

という例が載っています。

 

これに近いですね。

 

鈴木 大介

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