こんにちは、鈴木です。
今日は関西大学の後期TOEFL
講座の最終日です。
3ヶ月間かけて練習しましたので
みなさんライティングはかなり書けるように
なりました。
少なくともエッセイの型や、最低限の
パラグラフライティングに必要な
要素は抑えられたのではないかと思います。
大学の講座といっても社会人枠の人も
多かったので、働きながら
学ぶ意欲のある人が多く、こちらとしても
学ぶところが多かったです。
みんな本番までさらに練習してくださいね。
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さて、今日は英語のジャンルによる
単語の違いを考えてみたいと
思います。
日頃接している英語のジャンルによって、
英単語は様々な側面があることに気づく
と思います。
と、気づいている人はいいのですが、
そこがわかっていないと、なんとなく単語を
覚えたつもりが、実際にはあまり使えない
ということがよくあります。
例えば、最近聞かれた例で言えば、
positionという単語を見たときに、
スポーツのポジションというのは
すぐわかるけど、
「職」という意味になるのは
知らなかったという高校生もいました。
根本的には同じことなのですが、
その文脈での意味がパッとわかるか
どうかも単語を
使う上では大切ですからね。
a sales position
営業の職
のように使われます。
他にも、
departmentという単語は、
学生のときに見たら、学部やデパート
という意味に受け取るでしょうし、
社会人が見たら真っ先に「部門」という
単語として認識するでしょう。
(もちろん文脈やそれまでの
英語経験によります。
ちなみにdepartment storeはdepart
とは略されません)
また、社会人同士でも
働いている分野が違うと
同じことが起きがちです。
activityと言えば、一般的に
「活動」
ですよね。
でも製薬関係の人にとっては
(薬などの)作用
という意味で使うことが
多いかもしれません。
The drug provides potent antibacterial activity.
その薬剤は強い抗菌力を発揮します。
英語の学習と言うと
とかく単語を覚える=知っている
単語の数を増やすという
ことになりがちです。
もちろん単語の習得は大切
なのですが、
自分にとってどの分野の
単語が必要なのか、ということは
一考に価するはずです。
マニアックな単語を知っていることが
必ずしも必要な英語力の
習得につながらないかもしれませんよね。
単語の数を増やすだけでなく、
違う側面を知ることも重要です。
参考までに、英語は慣れれば慣れるほど、
単語の理解がある意味あいまいに
なっていく気がします。
その単語の核となる概念+守備範囲
がわかればいいという感じに
なっていくからです。
そうしないと、英単語の本当の意味は
日本語と1対1では置き換わらない
ことがありますので
実践で使えないということに
なるのです。
このあたりの感覚は
英英辞典を使ったり
多読・多聴をすることにより
磨かれます。
もちろん、いきなりそうなる
必要はなく、ある程度のところまでは
日本語にひも付けて理解することで
かまわないと思います。
武器として英語を使う
ためには、その一歩先を目指して欲しい
なと思います。
鈴木 大介
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